はじめに。
みなさんこんにちは、内田ゼミです。
少しずつ暑い日が続くようになりましたね、水分補給はこまめにとりましょう。
さて、今回は前回に引き続き、「多胎育児」について理解を深めるために、メンバーがそれぞれ調べたことから思ったことや抱いた印象を言語化したものを発表していきます。
前回は、チーム「ふたごのえほん」の4人が報告してくれましたが、いかがでしたでしょうか?
「多胎育児」に関して全く知らなかった人が少しでも興味を持つきっかけに、既に知っていた人たちが問題や現状を再確認するきっかけに、社会の中の全員が何か行動を起こせるようなきっかけになっていればなと思います。
今回報告してくれたのは、チーム「Eureka」の4人です!
印象的な問題 / 所感
「Eureka」
メンバー
・ごん
・ケケ
・Lily
・どんぶり
○ごん
【印象に残った問題】
1600件近い多胎世帯へのアンケート結果が示しているように、多胎を持つ親をサポートする体制が足りていない、不十分だということだ。公共交通機関を利用する際、高齢の方や体が不自由な方への配慮は今や当たり前になって浸透している。それらに合わせたデザイン設計が施されている施設も多くみられる。これらと同じレベルで多胎世帯のサポートが浸透するよう、発信を行う必要があると感じた。
また、アンケートについて、93.2%の多胎パパ、ママがネガティブな感情を抱いた、と回答している。逆にとらえると、6.8%の人はネガティブな感情を抱いていないのだ。もちろん、家庭環境や個人のストレス耐性に違いはあるが、そのような人たちの工夫等を積極的に発信できたらいいなと思う。
【思ったこと】
中原さんへのインタビューを通して見えてきた、「認め合える社会」。この言葉にとても共感を覚えた。世の中には醜いマウント合戦が多く存在する。男女の差、世代の差、などなど。そこには無駄なプライドが見え隠れしている。その不要なプライドのせいで、生きにくい思いをしている人が存在する。自分たちは「ふたご・つなげるプロジェクト」を通して、多胎児世帯が暮らしやすい社会を目指している。つまり、多胎児世帯の苦労を認め合える社会だ。俗にいう平等な社会とは、このような認め合える社会の束だと思う。
まずは「ふたご・つなげるプロジェクト」、頑張ろう。
【参考資料】
○ケケ
【印象に残った問題】
・ミルクをあげる時間やオムツを変える時間はママが決められることじゃないので、気晴らしに外出しようと思っても計画が立てられない、あるいは、計画通りにいかないこと。
・上に書いた理由などによって外出できずに子育てに集中してると、大人と会話したくなること。
【思ったこと】
ふたごのママが階段を登ったり、電車やバスの乗車に困って外出を敬遠せざるを得ない姿は想像できていた。けれども、階段が必要ないところや、電車やバスの移動が必要ないところなら気晴らしに行けるんじゃないかと思っていた。しかし、外出のもっと初期の段階で外出できない理由があって、それがママの孤独に直結することを知った。
どんな人にとっても、親しい人と会って話すことで安心感やストレス解消したり、息抜きをするのは大切なことで、そんなに難しいことではない。けれども、ママの場合、そうするために次から次へとハードルに直面しなければならず、 その結果、 外出を諦めて孤独を感じ、その苦労を共感してくれるがいなくて孤独を感じる。
もし、自分がふたごママだったら、外出できなくて困っており、辛いということを聞いてもらいたいだろう。そして先輩ママはどうやって工夫していたかを聞きたいと思うはずだ。また、誰かの協力を得て、負担を減らしながら外出したいときっと思う。ママだって息抜きをしなければストレスが溜まるから、「ママなんだから外出できなくてもしょうがない」と言われたくないだろう。
漫画を読んで、ママが息抜きしながら、 余裕を持って楽しく子育てをし、そして幸せを感じられるような社会であることはとても大切であると思った。
【参考資料】
Conobie『出かける直前に限って!母を泣かせる、双子のエンドレスハプニング』
https://conobie.jp/article/12341?ref=cquote
○Lily
【 印象に残ったこと 】
・移動手段や1人で子どもを外に連れて行くことへの不安など様々な理由で外出することがものすごく大変であり、支援を受けたり交流会に参加したいと思っていてもその場に行くことができない人がたくさんいるということ。
・一日中育児にかかりきりで、自分の時間を持てない人が多いということ。
アンケートより、上記のような状況である多胎家庭の保護者の方がたくさんいることがわかった。
このような大変な毎日を送るママさんパパさんたちが気軽に参加できるサービスとして、NPO法人つなげるが運営している「ふたごのへや」「ふたごのいえ」のようにLINEのオープンチャットやSlackで簡単に参加できるサービスは、自分の手が空いた時間に見ることができるため参加しやすいのではないかと思った。
【 思ったこと 】
双子育児をされている方のブログや記事を読んでいて「双子だから大変さが2倍」になるのではなく1人ひとりを育てる大変さ+双子であるゆえの困難なこともあることから「双子を育てる大変さは2乗」「双子を育てる大変さは10倍」という言葉を目にしました。
多胎育児を経験された方々もきっと出産前の想像と違っていたことや育児をしながら気づいたことがたくさんあると思います。そういった実際に多胎育児を経験された方の意見を知ることで多胎育児についての知識を深め、イメージではなくリアルな多胎育児に共感しながらToCを作っていきたいと思います。
【参考資料】
https://florence.or.jp/cms/wp-content/uploads/2019/11/191107florence_press.pdf
https://tsunagerunpo.com/futagohouse/
○どんぶり
【印象に残ったこと】
今回、僕は双子育児に関して全くその実情を把握できていないと感じたため、父として双子を育てる方のブログを読んでその中で驚いたことについてまとめたいと思う。
①双子が生まれてから3時間以上の睡眠が取れなくなり、ついには奥さんが意識を失ってしまうほど、双子育児が大変だということ。
②授乳に関しては母乳を双子に与え続けるのはとても困難であり、粉ミルクに頼らざるを得ないということ。
③オムツを55個入りを6パック買っても1ヶ月持たないほどオムツが必要であるということ。
④1日最低三回の洗濯を行なわないといけないこと。
⑤双子のお風呂はやることがとても多く、大変だということ。
以上の事柄を2歳半までワンオペでしないといけないと考えると、双子育児の苦労は想像を絶するものだと感じた。
【思ったこと】
今回、私が参考にした方のブログは父親として双子育児を体験した方のブログだった。父親としてこの方は仕事が忙しい中でも、奥さんのことをサポートし、なんとか双子を育て切ったんだと思う。
印象に残ったことでも書いたように、双子育児はワンオペで、そして母親一人で背負い込んでしまうと母親がノイローゼになってしまうのも仕方がないということを痛感した。きっと今回、参考にした記事の著者が、著者の奥さんだったならきっともっと壮絶なことが書かれていたのだろうなと思う。
僕自身子供がとても好きで、将来自分が子供を育てる側の人間になった時は、きっと大切に育てようとすると思う。しかし、育児をする上で、母乳にこだわり、粉ミルクを使わないということで母親にかかる負担は増えるだろうし、一種妥協したような育児を嫌ってしまう親もたくさんいるのだろう。
そのことで気に病んでしまう親も沢山いたりするだろう。
今回最後の締めでこう書いてある。
『子供の心と命さえ大丈夫なら問題ありません。大いに手抜き育児をしてください。子供たちが一番大切に思っているのはお父さん、お母さんだということを覚えておきましょう。』
この考え方を大切に双子育児に関わるお父さんお母さんをサポートしていくことができればいいと思う。
【参考資料】
https://note.com/miyasan50/n/n702054207858
おわりに。
今回もそれぞれ着目したポイントや、感じたことがそれぞれ異なっていて、様々な視点から共感するいいきっかけになったかと思います。
次回はチーム「キキララ」です!
番外編は次回で最後になりますが、今後も様々な情報を発信していけたらと思いますので、お手すきの際にぜひまた読んでもらえたら嬉しいです!
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