【 ふたご・つなげるプロジェクト 番外編 】

はじめに。

 

こんにちは、内田ゼミです。

連日の雨に気が滅入っていないでしょうか。

私は今くらいの気温がずっと続けばいいのにな~といつも考えています。

 

さて、今回は「ふたご・つなげるプロジェクト」の番外編の最後になります。

私たちは「多胎育児」の理解を目的として、現状や問題を幅広く調べ、メンバーが思ったことや感じたことを言語化して「自分ごと化」することで、少しでも当事者の気持ちに近づけないかと試行錯誤しています。

 

前回はチーム「Eureka」のメンバーが発表させていただきましたが、読んでいただけたでしょうか?

 

今回はチーム「キキララ」の4人に報告していただきます!

 

 

印象的な問題 / 所感

 

「キキララ」

メンバー

・てつこのへや

・めかぶ

・もこもこ

・ナナメの朝焼け

 

 

○てつこのへや

 

【印象に残った問題】

多胎ママ、多胎パパに対する世間の認識と、当事者の方の持つ認識に乖離がある。世間は多胎であることが幸せの象徴であるかのように扱い、育児の中で辛いと声を上げることが憚られるような雰囲気が存在している。そんな雰囲気が結果として、ただでさえ困難に直面している方々が声を上げられずに、一人で抱え込んでしまい、問題を更に深刻化させてしまう。

 

【思ったこと】

究極目標である、「命の誕生を当たり前に喜べる世界」の実現のためにはもちろん育児の中で様々な問題を抱える多胎パパ、ママに対する支援の拡充が必要であるが、上記のような問題を踏まえると我々のような第三者の意識に訴えかけ、問題がそもそもそこに存在しているという認識をして貰う必要があるのではないか、と朧げではあるが感じた。

 

【参考資料】

https://florence.or.jp/news/2019/10/post35127/

 

 

○めかぶ

 

【印象に残ったこと】

私にとって印象的だったのは

「最低一度は限界を迎え死にたくなります。」

という言葉です。

 

多胎育児を支援する団体が行ったアンケートによると多胎育児をされている方の77%は自分の睡眠不足や体調不良に悩まされているとのことです。また、支援を受けるにしても外出をしなければならず、その外出こそ困難であるという現状もあります。

 

身体的、精神的に厳しい状況に置かれながらも外出が困難なために助けを求めることができない。そして、ひとりで抱え込んでしまい「死」という言葉が頭を掠めるほどに追い詰められる現状があると思うと、この状況をどうにかしなくてはならないという気持ちに駆られました。

 

【思ったこと】

多胎育児は様々な問題が複雑に絡み合っていると改めて感じました。だからこそ、社会から理解を得ることが難しく、結果として1人で抱え込んでしまったり適切な形での支援が行き渡っていなかったりするのかもしれません。そう考えると、育児をしている方が大変なことを大変だと気軽に言える社会を実現することが大切なのだろうと思いました。

 

【参考資料】

https://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2019/11/1107.html

https://florence.or.jp/news/2019/10/post35127/

 

 

○もこもこ

 

【印象に残ったこと】

多胎育児について調べてみて印象に残ったことは、多胎育児にはさまざまな困難がつきまとっているということである。1人の子供の面倒をみるだけでも大変なのに、親1人でふたごの面倒をみることは、自分が想像していたよりも大変だと思った。例えば、外遊びに行く際に親1人でふたごの面倒をみるのは、子供ひとりひとりが別々に動くということを考えると、活動に制限があり、体力的にも限界がある。また、食事の時にはひとりに食べさせている間には、もうひとりに対しては目が離れており、子供が何をするかわからない。これらの困難は多胎育児をしている親のストレスのもとになっている。

 

【思ったこと】

多胎育児は、自分が思っている以上に大変なものであると思った。多くの人が、多胎育児の大変さをあまり分かっていないのではないかと感じた。そういった点で、ふたごママに対する心ない声や、社会において多胎育児を行う際の様々な障壁があるのではないかと思った。

 

僕自身、多胎育児に関することはこれまであまり知らなかったので、多胎育児に対する共感を深めていき、共感したことをToC作成に生かしていきたい。

 

【参考資料】

https://youtu.be/GFPxCgk0wbM

 

 

○ナナメの朝焼け

 

【印象残った問題】 

「バスは乗車拒否が当たり前、ひどいタクシーは止まってもくれない」ということが印象に残りました。公共交通機関を満足に使えないことで行動範囲が狭まり、多胎育児のストレス・不自由さが加速していると感じました。「公共」交通機関に利用を拒否されるということは社会に多胎育児の辛さや現状といったものが理解されていない証拠です。実際に拒否された人は社会からの疎外感が増すでしょう。 

 

 【思ったこと】

多胎育児の辛さが社会に受け入れられていない現状を改めて感じました。バスやタクシーの例はあくまで一例であり、このような現状は至る所で起こっているのだろうということが想像されます。その一方で、誤解を恐れずに言えば今の現状は当然とも言えます。なぜなら、自分自身今回のプロジェクトに参加するまで多胎育児について思いを巡らせたことはないし、身近に多胎家庭が無い多くの人もまたそのはずだからです。自分たちは養育者向け事業の担当ですが、周知の大切さを痛感しました。これから多胎育児に取り組む方々の生の声をたくさん聞いてプロジェクトを通して少しでも多胎育児問題の解決に貢献したいです。 

 

 【参考資料】

https://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2019/11/1107.html

 

 

おわりに。

 

過去の回を含めて、全12名のメンバーのまとめたものを読んで、何かしら心境の変化はありましたでしょうか。

 

稚拙ではありますが私が感じたのは、それぞれが着目するポイントが異なっているということです。それぞれがそれぞれの経験に基づいて、イメージできる / イメージしやすい状況が異なるからこそ、こういった幅が生まれているのだと考えています。

つまりは何が言いたいかというと、こういった様々な視点からの様々な考察や、それを踏まえての課題解決の立案ができるということで、社会の一部として私たちも少しずつ貢献することができるのではないかという関わりしろの可能性を感じられた、ということです。

 

もちろん目の前には複雑かつ難解な問題が起きていることは理解しています。しかし、複雑な問題であるからこそ、ToCを用いて柔軟な思考を巡らしていければなと考えています。

 

私たちのプロジェクトはまだ始まったばかりですが、すこしでも課題解決に近づくことができるように尽力していきますので、応援よろしくお願いします!

 

 

▽ふたごじてんしゃ▽

 

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