【ふたご・つなげるプロジェクト3/19@千里中央〜チームSKK〜】

 

先日、多胎サークルの代表を務める方に「バッグでつながるあったか空間プロジェクト」の企画についてお話しする機会をいただきました。

 
多胎サークルにバッグを送りたいことについての相談に加えて、多胎サークルのこともたくさん教えてもらいました。
 
 

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今回お話させていただいたのは、多胎サークル「ふたごさんあつまれ」の代表を務める坂山さんです。

坂山さんは主に大阪府豊中市を中心に活動されています。

 

 

twins-happiness.jimdofree.com  
 
 
話を聞いていくと、坂山さんが活動を始めたきっかけは意外なものでした。
 
 
お子さんが小さいころ、自宅に双子のママさんを5組招待したことがあったようですが、
大人が6人、赤ちゃんが12人となると家の中はカオス状態。
 
それに加えて横幅が大きなベビーカーを5台置くスペースも必要となり、自宅で集まることに限界を感じました。
 
そうはいっても双子で集まるには、どこでもいいわけにいかず、
出入りがしやすい、駅に近い、ベビーカーを置けるスペースがある、車で来た時の駐車場があるなどの条件が揃わなければなりません。
 
そこで友達と2人で公民館を借りようとしましたが、公民館は団体でなければ使えない。
 
それなら2人で団体として借りよう、団体名は「ふたごさんあつまれ」にしようと決めたことが活動を始めるきっかけでした。
 
 
「今時、スペースなんてどこでも借りれるのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、双子のママさんたちが借りようと思うと、上に書いた条件が必要であるように、そう簡単にはいきません。
 
 
また他の機会に聞いた話では、市が解放しているスペースなどに双子を連れていくこともできます。
 
しかし、そこには多胎だけではなく一児の親子もおり、子供の年齢も様々。
 
多胎のママさんは2人同時に見ることは不可能であり、1人から目を離した隙に周りの人に迷惑をかけてしまわないか、怪我をさせてしまわないかなど心配事もある。
 
せっかく行ったとしても2人を追いかけることに精一杯で、他のママさんたちと話をすることもできず、施設の人からは「お母さんがちゃんと子供を見ててください。」と怒られてしまったという体験談も聞きました。
 
それに対して多胎サークルに来ている人は双子育児について理解があり、
また子供を見ていてくれる先輩ママさんがいることもあり、
ママさんは安心してママさん同士で会話を楽しむことができます。
 
だからこそ、多胎サークルはママさんが安心して子供を連れていける場所として必要とされているんだなと、坂山さんの話を聞いて改めて感じました。
 
 
 
実は今まで尼崎市での発表会など、プロジェクトの経過を報告することはありましたが、
面と向かって双子のお母さんに今回の企画を話すことは初めてでした。
 
「この言葉遣いで大丈夫かな…」などの不安もあり緊張していましたが、
坂山さんは親身になって話を聴いてくださりました。
 
「素敵な活動ですね!」といってもらったことがとても嬉しく、活動していく自信にもなりました。
 
坂山さんありがとうございました!