はじめに
先日に引き続き、FBL-X神戸市課題解決プロジェクト 最終発表についての記事です。
今回はチーム2の発表について報告していきます!
最終発表会
私たちは「長田区の子供たちの読書習慣をつけるには」という課題に対して、「水みくじ」と「縁結び」という施策を提案しました。
水みくじとは、紙を水につけると文字が浮き出てくる仕組みを利用して、今日の運勢とおすすめの本を知ることができるものです。
子供たちの「おすすめの本」と言われたら手にとってみたくなる様子を活用して、本に触れるきっかけを作ることを目的としています。
また「縁結び」とは、同じ本を取った縁を結ぶということから取った名前で、
①本の感想や絵を紙に書く
②本にはさむ
③次の人に届く
④本を開くと前読んだ人の感想がある
⑤もっと読みたくなる
という流れを作る施策です。
下の図のように、水みくじが本を手に取る導線となり、それを習慣化に繋げるのが縁結びとなっています。
発表会の様子
当日はパワーポイントに加え、実際に作った水みくじや縁結びの紙を使ってプレゼンを行いました。
いただいたフィードバックでも「なんか楽しそう」「ロマンがある」と言っていただけて、ワクワクさせることに重視したプレゼンを成功させることが出来てよかったです。
各メンバーの感想
長いようであっという間の半年間でした。
私が今回のプロジェクトで学んだことは大きく3つあります。
1つ目は、相手の立場になって考え、当事者意識を持つことの大切さです。出来るだけ現地に足を運んで、子どもたちの様子を観察する、目に見えないインサイトを理解することが非常に大切だと感じました。
2つ目は、パッションとロジカルのバランスです。ロマンのあるアイデアはとても魅力的だが、そこに論理性が備わっていないと、相手の心を動かすことはできないことを学びました。3つ目は、メンバー間での意見のすり合わせが重要だということです。隔週での講義だったこともあり、メンバー間でも認識の差異がまま見られました。何度も何度も議論を重ねることで、1つの意見に集約していく大切さを学びました。
あっという間の半年間でしたが、自分にとって学ぶことの多い、充実した期間でした。
ペンネーム:まるちゃん
今回は「デザイン思考」と呼ばれる思考プロセスに則ってプロジェクトを進めましたが、その難しさを実感しました。
デザイン思考は、課題設定をし、解決の方向性を考え、試作品を作ってテストをし…と積み上げていく思考法ですが、最後の方の段階でうまくいかなくなって0から考え直すことになりました。
理論を重視すると実現可能性が低い施策になり、実行することを重視すると理論がぐちゃぐちゃになり、と両方の整合性を取ることが難しかったです。
しかし、デザイン思考は今後も活用できるものであり、有意義な半年間になりました。
ペンネーム:いっこ