【後期プロジェクト、FBLX神戸市課題解決プロジェクトについて】

 

はじめに

こんにちは。今回の記事では後期から始まるFBLX神戸市課題解決プロジェクトについて、前回に引き続きぐつが紹介していきます。

FBLX神戸市課題解決プロジェクトとは

 FBLXは、「FBL」=Field-Based Learning, 「X」=いろいろな、を指します。日本語で表すと、現地を中心に様々な事を学んでいくこと、ぐらいの意味合いになります。神戸大学では、この「FBL-X」の科目を扱うV.Schoolという教育・研究組織があります。後期の内田ゼミからは、このV.Schoolの方々と共に、神戸市の行政課題の解決をやってみよう!という事でこのプロジェクトが始まります。

 そして、今回私たちが取り組む行政課題は、「長田区の子供たちの読書習慣を身につける」ことです。神戸市の長田区では、子供達の本離れが懸念されており、そこで私たち内田ゼミとV.Schoolの方々に協力させていただくことになりました。

 個人的に、本を読むことは、日頃見るネットニュースやスレッドで見られるような断片的な情報だけではなく、一つ、または複数の事柄について詳しく知ることができるし、他人が書いた長い文章を読むことも論理性や多様な価値観をを育む上で重要だと思うので、この課題はぜひ解決してみたいです。

夏休みに行ったゼミ活動

オリエンテーション(9月10日)

 後期ゼミの先駆けとして、9月10日にオリエンテーションがありました。オリエンテーションでは、FBLX神戸市課題解決プロジェクトについてのお話に加え、課題解決をする上で重要になってくるというデザイン思考について、V.Schoolの方から説明がありました。

 デザイン思考とは、読んで字のごとくデザイナーが、何かをデザインする時に使う思考方法で、相手に徹底的に共感したり、試作品を様々に生み出していったり、小さい失敗をいくつか繰り返して真の課題を身につけようとしたりすることにその特徴があるとされています。

 そういった意味合いでは、私たち内田ゼミは、前期のゼミで様々な試作品を当事者の立場から考えて何度も作り直してきたので、知識としては知らないながらもデザイン思考をしていたのかもしれません。とはいえ、真の意味で当事者の気持ちを理解するのは非常に難しいことであると前期では深々と思い知ったので、今回は童心に帰って(?)、今の子供達の立場で解決策を探して行ければ、と思います。

インタビュー(9月21,27日)

9月の21,27日には、長田区の小学校のPTAさんへ、お子さんの読書習慣についてのインタビューをZOOMで行いました。生徒達はチームごとにいくつか質問を行い、PTAのお母さん方も快く答えてくださいました。

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 私は27日に参加させていただいたのですが、インタビューさせていただいたお母さんに、お子さんの読書のきっかけを尋ねたところ、料理という趣味がきっかけで料理の本を読むようになった、と仰った事が印象に残っています。読書以外の自分の習慣から、読書をすることに繋がった、という過程は、今後施策を考える上で鍵になるかも、と思いました。以下は私のチームメイトのインタビューの感想になります。

 

良い意味で親の子に対する読書をしてほしいという想いが強いなと感じました。親御さんとしても様々な想いをお子さんに持たれており、様々な工夫をされてるのだと学ぶ事ができました。子供が読書習慣より身に着けられるような取り組みを考えたいと思います!

読書習慣をつけてほしいという切実な思いを直接聞けてよかったです。子供に静かになってもらうためにはゲームなどに頼るのも仕方のないことなのかなとも感じましたが、出来る限りどうやったら本を読むということを子供にしてもらいやすくなるのか、今後しっかり考えていきたいと思います。

お子さんに読書をしてもらうために行っていることは家庭によってさまざまだけど、その根幹にある読書をしてほしい理由に関しては共通している部分があると感じました。お母さまのアツい想いが伝わるインタビューでした!これから企画を考えていくことが楽しみです😊

おわりに

新しく後期のプロジェクトが始まりました。子供達のために何が出来るのか、まだ実感が湧きませんが、チームの皆さんや内田先生の他にも、図書館の司書さんやPTAの方々、長田区役所の方など多くの方にプロジェクトのサポートをしていただいております。協力していただく皆さんに感謝するとともに、後期のプロジェクトも頑張っていければ、と思います。