ちょっと前まで暖冬と言われてたのに急に寒くなってきて
体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか。
ゼミのみんなも双子ママさん達も風邪には気を付けてくださいね。
という挨拶もそこそこに、チームUchida+の照喜名です。
4Qのテストや就活などもあり少し遅れましたが、
1/25にチームUchida+が作ったアプリのプロトタイプのレビューと
プロジェクトについてのアドバイスをテレビ電話でしていただきました。
1月の初旬からコツコツとプロジェクトを進め、
アプリのプロトタイプ完成までこぎつけたのですが
今回のレビュー会議でデザイン思考の核であるempathyがおろそかになっていたことに気づかされました。
僕たちは
・おむつやミルクの記録は大事
・育児が忙しすぎていちいち手帳に記録をするのは面倒
という意見だけを取り上げて育児記録アプリを制作し
上記の問題を解決するために
→スマホでワンタッチで手軽に記録可能
ぱっと見てすぐわかるような記録画面のデザイン
を実現したプロトタイプを作成しました。
そして、その育児記録アプリを通じて
・記録の負担を軽減
・ぱっと見で分かりやすい記録を共有することでパパの育児参加を促す
という効果を生み出せるのではないかと考えていました。
そしてこの効果は多胎育児をしていらっしゃるママさん達も欲しているものだと思い
勝手に突っ走ってしまっていました。
何度もインタビューやプロトタイプを試してもらってtry&errorで改善していって
ユーザーの問題を解決するのがデザイン思考なのに
過去のインタビューだけを参考にしてプロトタイプを作って満足してしまってました。
↑プロトタイプの記録画面
今回のインタビューで印象に残ったのは
・記録を共有するだけで終わらせるのではなく、それを分析して活用するところまで
もっていってほしい
→おむつやミルクなどの記録データから大体この時間に交換
といった具合にルーティン化、マニュアル化しそれに従って
時間になったら通知してくれる機能など
これにより、ママの予定も立てやすいしパパも育児がしやすいのではないか
・体温を記録したい
→医者に診てもらうときに、ここ数日の体温の変化が分かれば説明しやすい
・母乳は右か左かまで記録
・メモの機能が欲しい
・おむつが無くなりそうになったら通知もしくは自動購入
など様々な意見をいただきました。
僕たちがこのアプリで与えることのできるメリットと
ユーザーが求めているニーズが乖離している事に気づくことができ
とても参考になる会議でした。今回協力してくださった皆様ありがとうございました。
いただいた意見を活かして改善していきたいと思います。
チームUchida+の本居です
先日、双子育児の記録アプリのプロトタイプを実際に双子ママさんに体験していただき、感想を伺いました。
お話を聞いて、私たちはユーザー視点で考えることを実行できていなかったことに気づきました。
自分たちではそのつもりでいても、いつの間にか最初の目的からだんだん逸れていって、「都合のいいもの」に作り上げていってしまっていたなと思いました。
アプリを実際に体験してもらって、とても参考になる感想や要望をたくさんいただきましたが、それを全て反映させるのが私たちの役目ではないと思っています。
記録ひとつをとっても、どうして記録するのかはママの性格によるものだったり、取り巻く環境によっても変わってくるものです。
さまざまな視点を取り入れながら、メンバーで話し合って双子ママが潜在的に求めているものを追求していけたらいいなと思います。