【ふたご・つなげるプロジェクト】~チーム3~

はじめに

 こんにちは。広報担当のぐつです。最近は暑さも落ち着いてきて、だいぶ過ごしやすくなっているように感じます。一方で、もう少しで空気も乾燥していって寒くなっていき、風邪やウイルスも広がりやすくなると思います。寒さとともに身を引き締めていきましょう!

 さて、今回の記事ではチーム1,2に続いて、チーム3の前期の活動について報告していきます!

チーム3の方向性について

 以前の記事で述べられていたように、神戸大学の内田ゼミでは、多胎児育児をされているパパさん、ママさんに向けて学生という立場で何かできないかと模索しています。  チーム3では、多胎育児をあまり理解されていない方々に対して、社会課題としての多胎育児を認知していただくことで、社会を少しでも変えていけないかと考えました。このアプローチは、実際に多胎育児をされている方へのインタビューにヒントを得ました。というのも、インタビューの中で、多胎育児で悩んでいる事をお伺いしたところ、社会や周りの人から理解されない、といったことを皆様が口を揃えて仰っており、ゼミで習ったシステム思考(課題の解決策を考えるとき、当事者ではなく当事者を囲むシステム、社会に注目する考え方)の考えと重なったので、なんとか理解してもらえないだろうかと方針を決めました。

チーム3の施策

 社会にもっと多胎育児を認知してもらうために、チーム3はチラシを使った広報活動を提案しました。なぜ発信力の高いYouTubeTwitterTikTokなどのSNSを用いなかったのかというと、学生で、さらに発信力の無い私たちでは、あまり興味を持ってもらえないと考えたからです。チラシであれば、最前線で活動をされているNPO法人のつなげるさんがTwitterなどで紹介していただける上、イベントでも配っていただくことで、少しでも多くの人に見ていただけるのではないか、とチーム3は考えました。実際に作ったチラシがこちら↓(左:表、右:裏)

f:id:uchidazemikobe:20210929134342p:plain
f:id:uchidazemikobe:20210929134729j:plain

 チラシの作成にあたって特に注意したことは、表ではなるべくインパクトがあるように写真を大きく使い、内容は簡潔に、一方で裏ではどのようなことに悩まされているのか最後には問いかける形で、なるべく印象に残り、情報が伝わりやすいようにしました。こだわった点として、インタビューや多胎育児のコミュニティLINEチャットでのパパさん、ママさんの意見の傾向を分析し、最も悩んでいる傾向のある問題(ベビーカー)に焦点を当てて紹介しました。

おわりに

 今回のゼミの活動を通して初めて、社会課題の解決に向けてまじめに考え、さらに、実際に社会課題を解決しようと奔走されている方と共に作業をするという貴重な経験をさせていただきました。社会課題について考えるのは想像以上に難しかったですが、インタビューやチームみんなで考えた時間を通じて、様々な考え方に触れることが出来ました。今回の活動を通して、少しでも多胎育児について社会が認知してくれたらいいな、と思います。

 また、NPO法人の方々や内田先生には真摯に私たちの意見を聞き入れていただいたり、アドバイスをいただいたりと、様々なサポートをしていただきました。オンライン授業という意思疎通の難しい状況ではありましたが、その中でも一つの施策を提案することができたのは、皆様のサポートあっての事でした。この場を借りて感謝致します。