9月23日(月) @甲南山手
今回のゼミでは前回に引き続き、双子のママさんにインタビューを行いました。
デザイン思考のステージでいうと、前回同様、「empathy:共感」のステージです。
インタビューをさせていただいたのは、3歳の双子のお母さんです。
また、プロジェクトを一緒に行っている中原さん自身も、双子のお母さんなので一緒にインタビューさせてもらいました。
それぞれ妊娠してから今に至るまで、苦労したことや嬉しかったこと、意識してきたことや悩みなど色々なことを聞かせていただきました。
2人の話を聞いて気になったのは、育児経験のあるお母さん(双子をもつ前に1人の育児を経験している)と、
双子が初めての育児経験になるお母さんとでは、育児についての捉え方や、とる行動に違いが見られることが印象的でした。
例えば授乳に関して、搾乳をしたり、2人同時にあげることを大変だと感じたり、そこまで大変さは感じなかったなどの違いがありました。
もちろん育児経験だけではなく、個人差もあるとは思いますが、双子ママの中でも違いがみられるのは新しい発見でした。
もう一つ、印象に残っているのは、お母さんにとって声をかけてもらえることは嬉しいということです。
バスや電車に乗っている時、1人が泣いてしまうと、もう1人も泣いてしまいます。
そんな状況で、赤ちゃんが泣いてしまうことを、気にしておらず、大丈夫だと感じている人ほど、何もしないといってました。
それを聞いた時にそれはまさに今の自分の行動だと思いました。
お母さん側からすると、誰が何を考えているかわからず、申し訳なく思ってしまうそうです。
そんな時に「泣いちゃいましたね。」「仕方ないですよね。」「可愛いですね。」など声をかけてもらえると、この人は気にしていないんだなとわかり、安心するといってました。
少しの声かけで、お母さんもほかの乗客も気持ちよく利用できるようになるため、そんな行動を心がけたいと思いました。
私たちのプロジェクトの活動としては、何らかのサービスやプロダクトを最終的なアウトプットと考えるとこになると思います。
しかしインタビューを通して気づいたのは、
今まで知らなかった、双子のお母さんの気持ちを知ることで、
サービスといったものでなくても、ほんの少しの気遣いで、力になれることや変えられることはたくさんあるということです。
何事にも「知ろうとすること」は大切だなと改めて感じました。